公開日:2022/03/22 最終更新日:2022/05/16

工務店で建てるべき理由とは？

住宅を建てたいと考えた時に、工務店とハウスメーカーのどちらを選ぶと良いか迷うケースが多く見られます。工務店は地域密着型で設計の自由度が高く、施工方法にも柔軟性があります。全国展開のハウスメーカーに比べると経営の規模は小さい場合が多いですが、きめ細やかなサービスを受けられるという特徴があります。スタッフの移動時間が少ないとより多くの現場を監督できるため、何らかのトラブルがあった場合でも、比較的すぐに駆けつけてくれるといったメリットもあります。

工務店の多くは、本社から現場までの移動時間を1時間以内、遠くても2時間以内に設定しています。利用者が気に入った工務店だったとしても現場からの距離が遠いため断られるというケースも存在します。

地域密着型の会社はサービスが充実しているだけでなく、設計の自由度が高いというメリットもあります。経営陣の考え方が現場に反映されるので、家造りにおいてどのような点にこだわっているか、ホームページなどで確認してみると良いでしょう。
建材や構造、間取りや保証など各社のこだわりには違いがあります。特徴的な外観や内装、個性的な住宅を造っている工務店もあり、多くの方に受け入れられる住宅を造るハウスメーカーとは少し異なり、それぞれの特色がでやすいといえるかもしれません。こだわりたい部分がある場合には、各社を比較検討して自分に合った会社を見つけると良いでしょう。

ハウスメーカーではコストを削減するために、建材の大量生産や設備などの大量仕入れを行っています。しかし工務店では安いときに建材や設備を多めに確保する事はあっても、大量生産や大量仕入れを行う事は基本的にありません。ハウスメーカーのように統一された規格の商品を大量生産して、安い価格で提供する事はできませんが、顧客の要望に応じて一品生産する事を得意としています。

工務店は施工方法の柔軟性が高く融通が利くため、理想とする間取りや構造の要望に応えてくれます。一品生産なのでコストが高くなるのではと不安に感じるかもしれませんが、実際には広告費や諸経費などのコストを抑えており、自由設計であればハウスメーカーよりも安くなる場合があります。

現場で直接的な施工を行う工務店では、ノウハウが豊富に蓄積されるため、利用者の要望に応じてコストを抑える事が可能です。こだわりを活かした理想的な住宅を建てたいのであれば、設計の自由度が高く柔軟に対応してくれる工務店に相談すると良いでしょう。