注文住宅では見学もしよう!

モデルハウスを見学する夫婦とコンサルタント

注文住宅を購入する場合には、事前に見学会などに積極的に参加しておくと具体的なプランや予算を決めやすくなります。住宅の見学ができる施設には、住宅展示場やモデルルーム、完成見学会など様々なものがあるので、まずはそれらの違いを理解しておく必要があるでしょう。住宅展示場やモデルルームは実際に売りに出された物件と同じ間取りや工法で建てられた住宅の事で、室内には家具や設備が配置されているので、入居後の生活について模擬体験ができます。

販売されるマンションの部屋を実際に使用するものは、棟内モデルルームと呼ばれ、他にも現場の近くに建てられた仮設モデルルームやサンプルルームなどが存在します。似たような言葉にモデルハウスがあり、主に一戸建てに使用されます。モデルハウスも間取りや工法など実物を忠実に再現しているため購入時の参考になります。

法律上、モデルルームやモデルハウスは仮設住宅として扱われており、展示後は解体・廃棄処分されたり移築されるのが一般的です。住宅展示場は複数のモデルハウスが展示されている場所の事で、一戸建て住宅を扱う点と複数の施設を見学できる点でモデルルームと異なります。様々なハウスメーカーが出向しているので、各社の特徴や強みを比べたり担当者に詳しく説明してもらう事ができます。住宅展示場では子供連れでも楽しめるイベントや、住宅に関するセミナーなどが行われている場合が多く、家族とのお出かけにも最適です。

モデルルームや住宅展示場の他にオープンハウスやオープンルーム、ショールームなども住宅の見学ができる施設です。オープンハウスやオープンルームとは、新築・中古の一戸建てや中古マンションなどを自由に見学できるよう開放した施設のことです。実際に販売されている物件を見学できる点がモデルルームやモデルハウスとの大きな違いで、気に入った場合にはそのまま購入し、住むことができます。

モデルルームなどは最新の住宅設備が搭載されていますが、オープンハウスなどはそうとは限らないので、室内が多少質素な感じを受けるかもしれません。ショールームは住宅設備機器や家具のメーカーが商品を展示するための部屋で、設備や家具を直接的に確認する事を目的としています。バスルームやキッチンの他に建具や防災装置など商品サンプルを見学するだけでなく触れたり操作する事も可能です。注文住宅の購入を検討しているのであれば、モデルハウスや住宅展示場、オープンハウスやショールームなどを積極的に見学すると良いでしょう。

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